top of page

​Q:負傷してから数ヶ月、数年経っても痛みがあるのはなぜ?

A:全ての負傷について言える事ではないですが、以下の事が考えられます。

  ①身体を支えているのは主に骨と軟部組織(筋肉や靭帯など)です。日常生活での負傷はほとんど筋肉です。負傷した際は炎症反応で

   痛みが強くしばらくは安静にしますが、痛みがなくなるまで安静にしていると筋力低下が著しく、身体を支える筋力が失われて

   まいます。筋力低下した身体に負荷をかけると負荷に耐えられない部分に痛みが発生し、負荷に耐える筋力をつけない限り痛みは

   続きます。負傷した際は安静にしている期間と運動を開始する日を相談することが大切です。

  ②アレルギー反応などの神経過敏で身体の痛みを強く感じることが原因の場合もあるようです。その場合は筋肉に対してではなく、

   神経過敏を抑える治療が必要と思われます。

Q:筋力はどのくらいの期間で戻すことができるの?

A:一例ですが、10日間寝たきりの状態でいた場合、10日前の筋力まで戻すのに最低でも3倍の期間の30日間を要すると言われて

  います。ただし、20歳を過ぎると徐々に筋力低下速度は早くなっていくため年齢を重ねるにつれて3倍以上の期間がかかります。

Q:痛み止め、湿布、テーピングなど負傷した際の有効な治療方法は?

A:どの治療方法も有効ですが、メリットとデメリットをきちんと理解して使用して下さい。

  ①痛み止めは鎮痛効果が最も高い方法といえますが、痛みは身体が唯一教えてくれる危険サインです。鎮痛効果により限界以上に

   身体に負荷をかけてしまい再負傷してなかなか治癒しないという事もありますので注意が必要です。薬害のリスクがあります。

  ②湿布は冷感や温感という種類はありますが、どちらも基本的には皮膚へ薬剤刺激を伝えて痛みを感じにくくします。ただし、

   冷感や温感という表示の通り皮膚への感覚刺激のみで湿布そのものには冷やす、温めるといった効果はありません。こちらも薬剤

   を皮膚に当てているため薬害のリスクがあります。

  ③テーピングは関節や筋肉を皮膚固定することで可動域を制限して痛みを抑える方法です。薬剤を使用していないため薬害のリスク

   がなく、身体に最も負担をかけない方法です。

​   

bottom of page